マリウス・ルトリンク氏のプロフィール


Marius Lutgerink

 

1970年代後半、フランスのサン・シャルティエで開催された楽器ミーティングに参加した際にキャブレットに出会い、製作を開始する。近年の製作モデルには頼らず、古典的なキャブレットの測定を重視することにより、自らの製作方法を確立させた。リードづくりにおいては第一人者のジャン・ボナに学び、そこからいくつかの法則性の発見に成功する。その後ルトリンク氏が作るキャブレットは、本場アヴェロン県やロデーズ県などの製作家から高く評価されるようになり、上級職人としてランクインを果たした。

現在は、ドミニク・パリス、ミシェル・エスブランなど、フランス出身の世界的キャブレット奏者らがルトリンク氏の楽器を愛用している。

オランダ・デンボッシュ市在住。今回が初来日。